睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

睡眠時無呼吸症候群(SAS)って?

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)は、睡眠中に、呼吸が止まったり、呼吸が浅くなったりすることで、体の低酸素状態が発生する病気です。無呼吸症候群を治療せずそのままにしていると、様々な病気への合併リスクをあげてしまいます。
また、睡眠時の症状となるため、本人が意識することが難しく、自覚のないまま病気に罹患している「かくれ睡眠時無呼吸症候群」の患者は、全国に200万人いるともいわれています。

「スコール金沢 内科外来」では、入院が不要なSASの診断と治療をご提供しています。
以下のような症状に当てはまる方は、ぜひ一度ご相談ください。

自覚症状・他覚症状はどんなもの?

寝ているとき

  • いびきがうるさい 
  • 睡眠中に呼吸が止まる
  • 寝汗をかく
  • 寝苦しい
  • 夜中に何度も目が覚める
  • 起床時に疲れがとれない
  • 寝汗をかいてのどが渇く
  • トイレに何度も起きる
  •  動悸で目が覚める
  • 夜中に頭痛がする

起きているとき

  • 目覚めがすっきりしない
  • ちゃんと寝たのに寝た気がしない
  • 起床後頭痛や肩こり
  • 起床後の血圧が高い・血圧が低い
  • 常に眠気があり集中力がない
  • 疲労感が取れず体が重く感じる
  • すぐに風邪をひく

ESS評価 セルフチェック

状況眠くならないまれに眠くなる時々眠くなるよく眠くなる
座って読書しているとき0123
テレビを見ているとき0123
会議など公の場でなにもしていないとき0123
1時間続けて車に乗せてもらっているとき0123
状況が許す場合で、午後に横になって休息しているとき0123
座って人と話しているとき0123
アルコールを飲まずに昼食をとった後、静かに座っているとき0123
車を運転中、渋滞で2~3分停車しているとき0123

ESS評価は、日中の眠気を測る指標です。
8つの状況での眠気を足して24点満点中、11点以上の場合は眠気が強いと判断されます。
しかし眠気の感じ方には個人差があるため、過大もしくは過少評価してしまい、実情と見合わないこともあります。

点数が低くても眠気などの自覚症状があったり、ベッドパートナーに「いびき」や「無呼吸」などを指摘された場合は、詳しい検査をすることをおすすめします。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)を治療しないとどうなるの?

SASに罹患したまま放置しておくと、高血圧、心疾患、脳疾患のリスクが2~4倍も高くなるといわれ、様々な合併症を引き起こす要因となります。また、自覚症状に乏しいため、受診にいたるケースが少なく無治療の方が非常に多いのです。

  • 脈がはやくなる→ 不整脈
  • 血圧が上昇する→ 動脈硬化・高血圧症
  • 血糖値が上昇する→ 動脈硬化・肥満・糖尿病
  • 腸の動きが悪くなる→ 便秘症・腸内環境異常・認知症
  • 筋肉が収縮する→ 肩こり・頭痛・全身のこわばり

少しでも身に覚えがありましたら、スクリーニング検査・精密検査をおすすめいたします。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法はどんなものがある?

簡易検査キットを一晩貸出しし、寝る前に装着していただくことで睡眠中の呼吸状態を測定します。
測定したデータを解析し、睡眠時無呼吸症候群の診断を行います。
貸出で検査を行うため、簡単な装置を装着して一晩普通に眠るだけです。

当院の睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療

SASの治療の第一歩としては、スクリーニング(審査)になります。
AHI(1時間当たりの無呼吸・低呼吸回数)を基準に、軽度・中等度・重度の3段階に分類し、適切な治療を行います。

AHIが重症と診断されると、CPAPでの治療をお勧めいたします。
CPAPとは、睡眠時に鼻マスクを装着し、CPAP装置から空気を送ることで、気道を広げて空気の通り道を作ります。無呼吸の出現を抑え、睡眠の質を改善し、睡眠の質を改善につながります。
CPAPの治療は、毎月1回ご来院いただき、状況の説明を行い治療を継続していきます。
利用されている患者様からは、「旅行に行くときも、出張に行くときも、必ず持っていきます。これがないと眠れない。」と喜びの声を多数いただいております。

他にも、マウスピースや体位療法、外科的手術などもご相談いただけます。

自覚症状や他覚症状がある方、ESS評価が11点以上の方は、簡易検査を行ってみてはいかがでしょうか。まずは、お気軽にご相談下さい。

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